
「なんでSOLD OUTだけ英語?」
そうそうそうこなくっちゃ。こっちはそこでボケてるつもりなのだから、そうツッコんでくれなくちゃ。
北海道じゃ、いくらボケてもボケてることに気付かれない(笑)
ま、いいんだけど。
自分のボケに溺れて死ぬ時が多々あるからな。溺死しないですんだ。ありがとう。どころか、こっちがボケてるつもりもないのにツッコんでくる鬼達の住む街、東京に一週間逝ってました。
もうどっから話していいのやらって感じで。毎晩が登山だった。そしてオラ無事に登頂することが出来たんだ。
おっかぁ。
もうね、鼻の頭が赤くない時は一瞬たりとしてなかったね。完全に狂ってる現在進行形。つまりまだ狂えるってこと(笑)
飛行機から降りて二時間後には電気ブラン呑んでた。生きててごめんなさい。まずそこが狂いの始まり。飛行機って便利だよね。だけど遠くに来たという実感がまるで湧かなくて、ヨシとハッチャクくん(地元が浅草)を目の前にしても、全然こころが着地してないのよ。
そこにガンガンアルコールを流し込む。と。目はトロ〜んとなり、鼻は赤くなり。ぽわーん。
爺は着地しました(笑)
そこからはハッチャクくんにアテンドしてもらって夜の浅草をグルグルと。

浅草 染太郎

この夜が今回の旅を登頂に例えるなら0.5合目。

なめとんのか?
次の日が酷かった(笑)多分この日がある意味今回の登山の山場になることは予想できたので、ホテルから速攻で浅草の藪そばに直行。沁みた。ザルを二枚胃に入れて下地を作ってからの。

と、きて。

と、きて。当然、こうなる。
見よ!この満面の笑み!(爆笑)

誰だよ?このとっつあん。わりぃか!この俺だよ!(笑)この店めちゃくちゃ美味かった!多分今まで食べた焼き鳥の中で三本指に入るかも。で、この値段な。ケニー王子は高くて美味いものは、もはや食い飽きて、安ければ安いほどそそるという、ある意味庶民感覚の遊びにハマってて、今回はとにかくどこの店も安かった。そういうところ掘り出すと、もう元には戻れないんだよ。漢が本物になる瞬間さ。もつやき食ってこころはいつでもビンビン。
こんな感じで上野から始まった下町ツアーは、最終的には八件目の浅草のフッドが集うクラブで、テキーラのショットをガチ込みながら、初対面の人と抱き合ってた。という、俺的にはアルアルしかし一般的には完全に狂った結末を迎えるわけなのであります。をの模様をダイジェストで(笑)






どんどん路地裏に入っていく。そこで今回の旅で個人的には一番だったお店に巡り会えた。そういうところってカメラバシャバシャって雰囲気じゃないんだよね。なんか目で殺されそう。だけどSOOさんが撮ってたみたいで、やっぱ女は強い。ここの記録が残っててよかった。もうここらからみんな記憶が曖昧になってきてて。


こにの店さ、もつ煮込み、一串五十円だったよ。それもめちゃくちゃ美味いのよ!ハッチャクくん曰く、下町の店って、とりあえず、カマしてくるらしい。確かに「いらっしゃいませ」とか一言も言われないしね。写ってないけど隣のお兄さん達もカマしてたなぁ、言われてみれば。ここは俺らのテリトリー、であんたはどれくらいの漢なの?的な。それで、みんなアウェイ感を感じてたらしいけど、俺、全然感じてなかった(笑)ハッチャクくん曰く、俺は「下町顔」らしいです。要は下町となじみがいいんだね。この顔面はのんべぇにとっては最強の武器だよね(笑)
まだまだ

このお店が凄かった!全然席が空いてるのに断られたってことで、下町顔のKちゃんが一人でフッドのフリしてさらっと入ったら入れてくれるんじゃない?ってことで、俺、特攻したのよ。
ガラリと扉を開けた。すっごい中は広くて、酒蔵みたいな感じですごく素敵。コの字型のカウンターにチョンチョンと人が呑んでるんだけど、みんな背中に定規入ってるがごとく、真っ直ぐ伸びてて(笑)店内は完全に無音でさ。
あ、あの一人なんですけど、入れ、ませんよね?(もはやこの時点でふき出したいのを堪えている)
だってカウンターの真ん中に、岩石みたいな顔のオヤジが一言も口を開くことなく、こちらを睨んでおる。
俺は七秒前に開けた扉をそのまま閉じた。
俺はまだこのお店には早かったようだ(笑)でもすごい店。いつか行きたい。もっと下町顔になって。


こにお店は一見老舗で、実際老舗なんだけど、ちょっとサイケが入ってて、好みつーか、流石にTOKYOって感じでした。

段々とやることが酔っ払いノリに。

そして浅草につきました。みんな結構歩いたな。


ここで今回のツアー立案者である浅草フッドのアキラくんが合流し、サッカーのメンバーチェンジよろしく、ベロベロの中にいきのいいフレッシュが入ったってことで、俺とケニーとアキラくんはもう二軒行くのだが、他のみんなはここで解散。
ロボさん、明日福島でライブなのによく付き合ってくれました。ありがとう。
このあと、最初に書いたように、アキラくんに連れられたイベントで、何十年かぶりにテキーラのショット(笑)露出度の高いおねーさんに勧められて調子に乗っちゃった(笑)ちょいと馴染みのある時代のHIPHOPがガンガンにかかってて。上野、鶯谷、三ノ輪、浅草とストリートスライドしてきたこの日は、かなりシュールな幕引きに。
Kちゃん、もうキリないから、そろそろ帰ろうよ。
なんか、俺、勝ったって感じ(笑)
これでやっと三合目。
つづく。
アキラくんに連れられて最後から二番目に行ったのがこの店。「あ、これ実録CQに出てた店だ!」つて。俺、今回、実録CQを見てTOKYOを予習してたんだよね(笑)