
玄関を出るとこんな感じで、俺は毎朝、朝一発の立ちションをここで。実は割合道路が近くて、朝といえども油断はできないんだけど、俺の予測としてはあちらからはギリで俺のナニは見えない。
と、よんでいる。
だから、その場合は慌てずかるく両手をナニから手を離す程度で対処。僕は今ただ立っていますよ〜だ。大人の余裕ちゅーやつや。
いや〜でもこの季節はほんと気持ちがいいな。
おっとSpotify、そうだSpotify!!いきなり連呼するぐらい感激しとるわけ。こんなド田舎にレコ屋が出来た感覚。アレはおそろしいぜ。
D.A.NってバンドもSpotifyがなけりゃ知るはずもなかった。D.A.Nはこの冬かなり聞いてた。すげーかっこいいのに、すげー若いらしい。二十代前半だとか。そのセンスに驚くよ。でも考えてみりゃソウルセットとかさ、デビュー当時それぐらいだもんね。比較したいわけじゃないけど、たぶんもっと斬新なことやってきたからさ。斬新つーか、あれはなんだろ?全部がそろわなれれば出来なかった奇跡の音楽?だから未フォロワーが現れようもなく(笑)あれ、当時の大人は相当ビックリしたと思うわ。今の俺のように。
D.A.Nについてのおもしろい話があるんだよ。
その晩は鍋でした。
鍋食ってる途中でムラがなんだかおかしくなっちゃってさ、気分が悪いんだか、しきりに熱いって言い出して、ソファーで寝だした。
俺、しょうがないから鍋をひとりでたいらげ、酒のみながらSpotifyでD.A.N聴いてた。
その時ムラが突然叫んだ!
「わかった〜!! 料理酒だ!!」
どうやらやっこさん、鍋に入れた料理酒で酔っぱらってしまった模様でありんす。
「どうりでベースが気持ちいいと思った」
ムラらしからぬ超生意気なこのセリフに俺爆笑。そうだろ?ベース気持ちいいだろ?それがこの冬の我が家のおもしろかったおはなし。
でもさ、Spotifyあまりに便利なんだけど、こないだフッと思いついて。もしかしてふつーにディスチャージとかもあったりして〜、なんて。したらあった。あって当然のごとく、ごくふつーにあった。なんのストレスもなく、ものの20秒で「HEAR NOTHING SEE NOTHING SAY NOTHING」がスピーカーから流れてきた。あのディスチャージが。
なんだか複雑(笑)
アナログなんて実家のどこにあるのかわからないし、CDをいまさら買う気にもなれないんだけど、なんだろ?このどことなく寂しい感じは。この寂しさはそう、クリスマスにサンタに扮するのに疲れた親に、
「今度三越に行くからそれまでにクリスマスに欲しいもの決めておいて」
と言われたときのズル剥け感。クリスマスはそういうものであって欲しくなかった。そしてディスチャージもそういう音楽であって欲しくなかった。つーか少なくとも俺にとってそういう音楽じゃない。かな(笑)じゃ、なんなの?って言われても説明できないけど。
ディスチャージは放課後、吹雪の中、狸小路一丁目まで行って、周りの客や店員にいちいちドキドキしながら買うもの。
プレゼントは寝たフリして親も待ち構えたまま結局寝てしまうもの。
だったはず。
これからそういう個人的などうでもいいこだわりだとか、どんどんなくなっていくんだろうな。だけど、それだけじゃ結局ダメなんだよってまたみんな気付き出すとも思うな。Spotifyに限らずさ。
ロボさん、そうでしょう?
あ〜、いっちょめ、いっちょめ。