ドキュメント「北の配達員」2017 vol.31

March 27, 2017

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この木鉢すごくない?丸太くり抜いて作ってるんだぜ?
もはや平成にはないその気力と体力。

今年は中々春だというのに気温が上がっていかなくてさ。
だけどね、なんかこう、ざわついてる。
冬はね、基本、無音だよね。というより物音を聴く余裕すらないっていうか。
開いていかないというか。
もう雪がね、音を吸着する消しゴムみたいになってるよね。

春はね、やっぱり音がしだしますよ。
でも実際、鳥の声なんかも聞こえ出すし、どこかで水が流れている音とか。
溶けてる音とかさ、音というよりも気配みたいなものかも。
ぎゅーってすぼめた身体をフッって力を抜いたときに漏れる音みたいな。

今、平沢はそんな音で満ちてます。

そして、それを聴く余裕が春にはあるよね。いいわ、春。
いつもはもう冬が終わっちゃうな〜って名残惜しい感じもあるんだけど、
今年はとっとと春になんねぇかなってずっと思ってました。

冬、おつかれさまでした。

で、春つーたら、みその仕込みなんだわ。
配達員、副業で(笑)みそ作っててさ。これが大体この時期。

昨日思ったのは、実はみそって水が結構重要なんじゃないかってこと。
大きさが倍以上になるくらい水に浸けるからね。
その点我が家は蛇口から湧き水が出るからね。これはもうそそるべ?
え〜ウソ!そそんない?
そういう奴はとうふの角をかじりながらのれんに腕押しでもしてろ!(意味不明)

で、この水に、自家製無農薬有機大豆を使って、麹はね富良野の麹屋さんから、
あと塩ね、海水っていったらやっぱ九州が有名だよね(笑)長崎の塩を使って、
今年も作りました。いたって普通の作り方で。

基本、みそってなまものなんだよ。どんどん際限なく発酵していっちゃう。
酢っぽくなっていく。その点でもここはいいんだよな。
寒いから急激に発酵が進まなくて作るのが簡単だし保存にも適してる。

ところで、スーパーで売ってる棚にあるみそって、
ケミカルにそれを止めてるみそモドキなんだよ。
もう菌が死んでるんだって。だから厳密には既に発酵食品ではないわけ。

で、俺、すごくみそ汁が好きで、
自分でみそを作り始めてから外食で何がもの足りなく感じるってみそ汁なんだわ。

旨味に深みがないんだよなぁ。。。(うるせーよ)

ま、そんなわけで、これが出来る頃には野菜の発送がはじまってます。
もう、秋なんて、あっちゅーまだよ。
還暦もたぶんあっちゅーまなんだろーな、こわい(笑)

今年はニンニクみそのニンニク抜きってのもやろうかな。
とにかくみそ汁を飲んでもらいたいから。
確かうどんか何かであるよね。うどん、麺ぬきみたいなやつ。それだ!



posted by Admin at 17:04 | General

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