ドキュメント「北の配達員」2017 vol.26

March 01, 2017

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あれさ、前回かいたススキノ駅のやきとり屋ね。あれ串鳥じゃないからね(笑)

のっけからなにを言い出すんだと思うかもしれないけど、あれを書いた後、頭の中でこんな声が聞こえてきて。

兄ちゃん、まさか串鳥今までしらなかったのかな?(義弟の声で)

知ってる!つの。

そこはなんとも釘を刺したく候。

ところでこのナイチョロ亀井画伯の絵ですよね。俺、本気で買うか迷った一晩であっと言うまに売れちゃった。その手に渡った先が、実はなんとも某氏(かわなべくん)だったという(笑)ま、でも、どちらの手に渡っても確かに正解は正解だ(笑)

これがプリントされたTシャツという、それも書かれているのがデタラメ淡彩画だからな。あの妙な色使いとかよく再現できたよな、もう、どんだけ〜!(トリプルルッツ)

まーそれにしても、ナイチョロさ〜、あれはもう10年、もっと前かな?おでんの大根がもうミンチになっちゃうくらい箸を入れながらこう俺にこう言ったよね。

「Kちゃん、俺さ立派な筆使いのできる男になりたいんだよ、もちあっちの筆も。きししし」(言ってない)

いや〜まさかここまで本気とは思ってなかった、あの時は正直。

禅の言葉で空からおちてくる雪のひとひらさえ、その落ちる場所は完璧に決まっているという意味のものがあるんだけど。

つまり何が言いたいのかと言うと、俺がこの牛の絵を23年前に書いた時点で、ナイチョロ亀井画伯に書かれることは決まっていたってことなんだよ。妙な気持ちになるよね。誰も想像してなかったよね。ちょっと映画っぽくない?まさに「ロマンティック伝説」(今でもデビュー前、かわなべくんにこんど出るやつなんて言うの?って聞いた時に、「ロマンティック伝説」って答えが返ってきた時の衝撃が忘れられない(笑))

ま、それはそうと、ここでいきなり今話題の(笑)平行宇宙という考えに基づけば。

平行宇宙って考え方があるんだよね。過去も未来も今この瞬間に全部あるっていう考え方。パソコンで作業している人は知ってると思うけどレイヤーってあるじゃん?たとえば10枚重ねているとして、作業しやすいように1枚だけ可視にしてあるとする。それが今この瞬間。たとえばひとつ前のレイヤーは1秒前、後ろは1秒後。時間はあくまでもみせかけで、俺たちはレイヤーを移動しているだけ。だけど、1秒前も1秒後もその不可視にしているレイヤーも今存在しているわけでしょ?それが今全部あるという意味。だから気楽に行こうぜ。今が延々あるだけで人生なんて存在してないんだ。そしてのみならず、そのレイヤーのセットが無限にある。パターンの違う。たとえば、俺が結局この絵を完成することができず石狩川で身を投げた時に漁師の亀井に救われたパターンだとか。

それがこの宇宙だ!つの。

たぶん俺はそういうことだと信じてるよ。そこでまたこの宇宙の大原則をここでひとつ。信じていることがその人にとっての真理になるわけ。だから俺と君の真理は違う。ということはさ、平行宇宙を信じている俺にとっては、フラれて泣きながら書いている俺は今ここに居るんだよ。
で、今存在しているからには何かしら伝わると思うんだ。たとえば、虫の知らせなんて、完全に時間の概念を越えた自分同士のコミュニケーションだと思うんだよね。だからね、言ってあげたいね。泣きながら書いている俺自身に。

今、おまえが書いているその絵はTシャツになって、後に23年後、なんと画家になったナイチョロ亀井がそのTシャツを描いて、それをあの某氏(かわなべくん)が買うから〜。

全然説明しずれ〜!つの。









posted by Admin at 20:02 | General

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