
じょせつきとわたし さかがわみほ
わたしはじょせつが大好きです。
せいかくにはじょせつきを使ったじょせつが好きです。
お父さんはいつもふきげんな顔でじょせつをするので、
わたしにやらせてと言ったら、みほには早いと言われました。
だけど、どうしてもやりたかったので、もっとおねがいしたら、
げんかんのまえだけやってもいいよと言われました。
やった!
いざやってみると、おもったより力がいるなと感じましたが、
どんどんうまくなっていくのがうれしかったです。
いまではおとうさんよりもきれいにできます。
いかにガソリンを使わないで終わるかがうでのみせどころです。
いまではスマホをタップしながらできるくらいです。
もちろんたとえばのおはなしです。だってわたしはスマホを買ってもらってません。
どうやらスマホは頭がわるくなるみたいです。
あと、ここに住みはじめたとき、
お父さんはじょせつのことなんて考えていなかったらしく、さいしょの冬は
「我々はこの距離を雪が降る度に除雪しなければならないのか」
とあおざめたそうです。あれからもう十年です。
じょせつが終わると、かみの毛がはいきガスくさくなるので、
わたしが近よると、おとうさんはケホケホとウソのせきをします。
けっさくです。