
冬の間は基本的に富良野を出ない。
ものすごく限られたエリアの中で些細な楽しみのループ。
だけど、それで退屈かと問われたら、退屈という言葉は全く浮かばない。
冬とはそういうものだと思っているのでありまして、
もりそばはもりそば。天ぷらそばは天ぷらそば。
もりそば注文して食べているときに、
天ぷらがないことにわびしさは感じないのと一緒。
では些細な楽しみとはなんぞや?ということですが、
まずは俺の場合は朝の時間の珈琲(あえて漢字)
基本的にはこれが冬の生活の楽しみの70%を締めます。
そんなに特別珈琲好きじゃないんだけどね(笑)なんかすごく好き。
あとゲオの徘徊(立ち読みとDVDレンタル)
ゲオで半年前の世の中とギリで繋がってるって感じ。昨日見た苦役列車もおもしろかった。
そして休みの日に行くの温泉。ただの温泉じゃないぜ源泉掛け流しだよ。
そして何と言っても、冬は車の中で音楽を聞いている時間が最高。
なんてったって渋滞の中でいらいらしながら聞く音楽じゃないもん。
上の景色の中を流しながら聞く音楽ですよ、あーた。
考えればなかなかの贅沢をしているわけで。
このシチュエーションだとハマる音楽とそうでないものがはっきりあって、
まず音数が少ないシンプルな音、もしくは、
ちょっとトロ〜ンとした音が今の季節と相性がいい。
ベタなところでスザンヌヴェガとかね。
それをね35kmぐらいスピードで流して聞くのが良い。
俺ね、実際、前に麓郷街道でおまわりさんに実際止められたからね。
何言われるのかと思いきや、
「運転手さん、もっと早く走ってください」
だとさ(笑)
最近ハマっているのは、
前に日本一せわしなくがんばっているシンゴスター社長が言っていた、
WARPAINTっていうバンド。
聞いてみたらベースの子とドラムの子が
すごくかっこよくて、サイケっていうジャンルの括りは詳しくないけど、
曲によってはその奔放な歌にスリッツのALIを思い出したり、
ブンブンベースがPILのジャーウーブルだとか、
一瞬、何故だかフィッシュマンズが浮かんだり。
好きなんだよな、こういう音。
藤原新也曰く「世界で一番悲しい街」(言ってない)
ロストエンジェルスから出現した、
そのデラシネ的なきらびやかさとけだるさがパンパンに詰まったこの音楽が、
この冬の富良野にハマるのだから、音楽というのは簡単に作者をも越えて、
自由に旅たつことができるのだなぁ。
と聞きながら感じることしきりなのでありました。。
Warpaint: Billie Holiday
Warpaint: Beetles
上の写真を見ながらBillie Holidayという曲を聞いてみて。
それ、今日のジャスト俺。
++++北海道PLAINJAPふるさと通信員++++