

今、富良野は春の至福感に満ちていますよ。
浮き足だったっていいじゃない?
ムラに内緒でバイクのパーツ買ったっていいじゃない?
薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」が突然見たくなったっていいじゃない?
と思ってお店に借りにいくものの、
なんと、あーた!薬師丸ひろ子の作品がひとつもありゃせんのだよ。
この時代についに自分が取り残されてしまった疎外感。
しかし、俺のことはいいとしても、
薬師丸ひろ子の作品がこの世から消えてしまうというのは、
春を差しいひいても、悲しいというより、寂しいというより、
怒るべきだし、立ち上がらなければならないのであって、
つまり実力行使、だからお店に放火したっていいじゃない?
ま、冗談も春めいて、実に春。半目の春。キンチョーの春。
ラジオの「素人のど自慢」では、
男が今度結婚する友達に向けてウルフルズの「バンザイ」を歌っている。
「なんで、必ずこの曲なんだよ」と春ならではの突っ込みをしつつも、
こういう何のひねりもないストレートなことを出来てしまう人が、
すごくうらやましいというか、ピュアな人間に思えて、
自分がなんとも恥ずかしくなる。それに比べて全くドブだよ、俺は。
俺には友のために何のためらいもなくここまでのことができるだろうか?
とか、一瞬落ち込んだフリしたけど、これも春のなせるわざ。
2分でそんなことは全く忘れて、いつのまにか鼻ほじりに夢中になる。
アーメン。
++++北海道PLAINJAPふるさと通信員++++