Drive me to the forest in a japanese car

January 15, 2010

20100115-pjblack.gif
やっぱりこういう感じがたまらなく好き

自分の楽しみといえば、車の中で音楽を聞くこと。
別に遠くまでドライブする必要はない。ほぼ毎朝通勤で通る麓郷街道で充分。
特に冬が最高。
麓郷街道がどんなところかというと、百聞は一見にしかず。
souvenirに昨年の真冬に撮った写真で作った壁紙があるのでそれを見てみて。
冬はあんな感じです。

この冬は道中、ずっとかわなべくんという友達が夏に置いていった
彼作のミックスCD3枚組を聞いている。
そのCDに詰められた、
人間の奥のとてもナチュラルなところから湧き出ているであろう唄の数々は、
それ故、変幻自在、予測不可能、自由奔放で、
車窓から見える有機的に絡み合う冬景色に全然負けていないし、
二つのものは同質のものだ、とすら感じさせてくれる。
人間もなかなかやるじゃん!という気分にさせてくれる。

僕のハネ丸号は二酸化炭素排出を極力避けるために、
軽量化されカーステも付いてない。
俺のブリーフは取っ手をつけるとエコバックになる。ほかほか。
いつもレジの人にイヤな顔されます、は、おいといて。
すなわち、音楽はipodを使ってイヤホンで聞く事になる。
ただ、これは僕が富良野市警に特別許可を取ってやっていることなので(大ウソ)
良い子はマネしないように。

そしてさらにこの冬を最高のものにする為、付属のがイカれたのを機に、
イヤホンを奮発していいのを買った。
よくしらないけセンハイザーのちょっといいやつ。
ところがこれが全くの期待外れ。
やたらシャカシャカするし、ベースも遠い。へなへなちんぽ。
でもこれで聞くしかない貧乏人はヤケクソでフルボリューム。
我慢して聞いていると、突然、
まるで生命が生まれたかのようなことが耳で起こった。
ピックのギターの弦を弾いた瞬間のたわみ、のど仏の動き、
唾液のべとつき、スピーカーの震え、宿帳の嘘。
すごく繊細なところまで、頭に届き始めた。
遠かったベースもいきなりブンブンとうなり始めた。

オラ運転しながら笑いがとまらない。

家に戻ると、翌朝のために、絶対にハマりそうな曲をipodにつめこみまくった。
幸いにその日は快晴。森の中を巡る道は正気とは思えないくらい、
コントラストや世の中の不純物が綺麗に揮発し、
星が消滅する瞬間の最後の輝きかのごとくブッとんでしまっている。

その中で完璧にアタったのが、P.I.Lの「メタルボックス」
ある程度は予想をしていたが、
英国の「北の国」ことアイルランドの血筋ががっつり入っているせいなのか、
いや、たぶん絶対そういうこととは無関係ではないだろう、
ジョンライドン先生が30年前に放ったこの強烈なアルバムは、
この景色が原体験にあるとしか思えない調和をみせた。

「Poptones」でブンブンと這いずるベースのイントロから、
キースレビンの例のギターが重なってきた瞬間。

俺はちびった。ちびざる得なかった。


ポップトーンズ

日本製の車に乗って森へドライブ
コンクリート・タールの上にゴムの匂い
後知恵は何の役にも立ちはしない
森の奥で素っ裸で立っている。
カセットから流れてくるのはポップトーンズ



俺は奇声をあげた。あげざる得なかった。


+++北海道PLAINJAPふるさと通信員+++
posted by Admin at 01:44 | General

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