
前回ファイナルって書いたのに、七合目まで戻ってるべや。
いよいよOMIYAGEでのフリマ当日。前記のとおり京王線に乗る頃には、完徹サウナでもうボロボロで(極端に寝不足に弱い体質)正直食欲がなかった。まだ一昨日のチューハイ下町ツアーのダメージが内臓に残ってる気もする。しかし、すーさんとお昼食べる約束してるんだよな。これって昨年、山下さんにタコス連れてってもらって、ごめんなさいした状況と同じだ!(笑)
Kちゃん、お願いだからそういうのやめて!
なんで?俺、今、何も食えないよ。
だから、そういうのやめてって。お店の人に失礼でしょう!
今、カレーは食えないよって言った途端、すーさんに強烈にさとされた(笑)すーさんと俺は同じ午年。だからジュウニコ違うんだけど、俺からすると歳下って風には全然感じてなくて、かといって姉でもないし(笑)だけど、その時は出来の悪い世間知らずの弟と、一足早く世間にもまれた姉の会話だったね(笑)
知らないの?最近ラーメン屋さんで一杯しか頼まない客が叩かれたのを?
知ってますよ〜だ!
すーさんのお店の方に対する配慮素晴らしいと思います。だけど、我慢して食べるって違うくない?現象だけ見れば「一杯のかけそば」でしょ? あれで日本全土が泣いたべさ!(笑)
結局、小さなルーとビール小瓶だけ頼んで、ナンは分けた?んだっけ? 美味しい。たしかにちょっとお腹に入れたほうがよかった。
ごめんね、ちょっと俺、お腹いっぱいで。店主に謝った。うん、ぜんぜんいいよ、気にしないで。
はは〜ん、なんか東京バビロン民から、なんか少々疲れたバイブス感じる原因はやっぱコレだよ。一言で表すなら「気疲れ」日本のみなさん、すーさん、そこまで気にしなくていいんじゃないの? (オマエがイウナ)
でありますが、こういうのって、一昨日知ったんだけど、脳の機能のひとつという説があるんだわ。人から見られているかもしれない、だから自分を律するという能力が最初から脳に備わってるんだと。
例えば古代人は土偶から神の声を聞いた。これは神の声を聞く能力を備えていたわけではなく、あたかも神に見られていると察する能力を備えていた。これ大きな違いがあって、後者は自己完結の言ってみれば妄想だからね。よく「おてんとさまはおみとおし」って言うじゃん?おてんとさんにみられてる感覚?右脳にそういう活動をしている部位があるって説があるって知ったんだけど、あ〜なるほどね〜。たしかにそれで全部説明つくわ。今日日の社会の生きづらさ(という声)
みなさんの想像力が豊かすぎる弊害でございます。
特に日本人はそこの部分が発達してそうじゃん。これだけ無宗教なのに、これだけ手を合わせる国民おるか?だからこそ、よく言えば、秩序だった国民性、気配り、言われなくとも察する力、悪く言えば羊、村社会、全部逃れようのないことでした。
まして、昔はおてんとさまと村人ぐらいが察する対照だったのに、ネット普及でその配慮しちゃう対照が爆発的に広がったわけじゃん?見たことも聞いたこともない誰かの声、視線を脳内で察してしまう、日本人ってそれにいちいち対応できちゃうんじゃないか?たぶん。それって悪いこと?いや、いいと思います。
でも、そりゃ疲れるって(笑)疲れなかったら馬鹿じゃん。
でもSNSで広がれば広がるほど、自分自身で自分を呪縛していることになっているという理屈。その特性を分かった上で楽しむのが良いと思います。
あ〜やっとブログに書くネタ出来た!カレー屋出て代田橋まで小春日和の中を歩く。なんかロボさんの歌の中を歩いているようだったよ。一言で言うなら愛おしさ。店に着くと、意外や意外、既にマイメンロボ宙が、椅子にいつも足の組み方で、いつもの腰の角度、いつものようなタバコの吸い方で座っていた。
店長、今日はよろしくお願いします! おっ、おおぅ!(言ってない)
こういうのって、なんでも一番最初が一番盛り上がると思うから、正直、昨年と同じくらいだったら大成功なんじゃないか?って思ってて。と思ってる割には、今年は前年比五倍の量(笑)に加えて、わけの分からんTシャツとかぬいぐるみで若干賑やかにしたつもり。
OMIYAGEもさらにパワーアップしてて。「ロボさんの部屋」から「度が過ぎてるセレクトショップ」に(笑)むかしこういうお店いっぱいあったけどねぇ。今もあるのかもしれんが。なにこれ?っていちいちドキドキする感覚。必要だと思います。
かせきやアニも到着して、ささっとお店を広げる。両者流石にやり慣れている。アニはクジとか持ち出して。センパイ勉強になります(笑)
友達と言えども、他人のお店を間借りして、いきなり緩いことしたら、ロボットサンシャイン(おてんとさま)に怒られそうだったので、気持ち動きにシャッキリ感を出している。
俺も右脳の察する力はパねぇから(笑)
そんなわけで、ちょっとマジメなふりしてたんだけど、パッと見たらさっそくロボさん楽しそうにビール飲んでるから、あっ、いいのか。。。俺も飲もうっと。
おっとやっぱいいねぇ、ほどけてきた(笑)らっしゃい、らっしゃい!(言ってない)
野菜の値段については、すーさんが昨年のが安過ぎるよと言っていたので、あと周りの店見てさ、大体これくらいだな、ってところでテキトウに。通販はハッキリ言ってべらぼうに安い。あのニンニクが200円ってほんとはありえないんだけど、送料が高いからそれを考慮してます。OMIYAGEはうちで送料持つから、ま、変に安くなくてもいいでない?とオモタ。

昨年の感じで、ともだち、お客さんがくるのは三時くらい。そして四時くらいから謎の盛り上がりをするのが分かっておるので、今はのんびりしよう。ぼちぼち、タンタンと芋はお陰様で売れていく。ムラぐるみは。。。なんか芋と並べて売ると謎が過ぎるみたいだ(笑)ひとりのおばさんが強烈に見入ってたけれども。
なんかソワソワする。この感じすき。
それに加えて、なんと今晩はデージェーなるものを、依頼されまして、データーってどうやってCDJに取り込むのかなぁ?とか。そっちに頭がいってなくもない。やったことなんてないのにさ(笑)
でもやるんだよ。
二ヶ月ぐらい前だったかな。タケイグッドマンブログに自分が過去に制作したTシャツ「SOBA save the earth」とプリントしてあるTシャツがチラッと載ってた。アレ、まだ着ていてくれているんだ!嬉しいな。むむっ?待てよ。この感じ!確かもう十年以上前のものだけど、逆に今な気がする。そうだ、これまた作ってフリマに持っていこう。だけど今の自分には、今更Tシャツくんで当時のように、しこしこ刷る暇も情熱もない。誰か作ってくれないかな〜、なんて、都合のいいことを、ぼんやり考えていた。ところが、突然、ほんと翌日くらいに分厚い手紙が届いた。おっ!Sさんだ!(野菜をここ最近買ってくれている方)
中に絵葉書が入ってて、そこから読み始めると、思いが溢れて、書ききれない文字が巻物のように数枚の手紙繋がるという、どうしてこれだけ内容を、最初は絵葉書で収められると思ったのかがまず不思議(笑)だったんだけど(ハガキではじめた訳は後日聞くことが出来、納得)見たことのないその熱量の凄さ(笑)
要は東京に来ること知り、それに合わせてオラにデージェーをやって欲しいのだと。やったね!オラ、デージェーやりたかったんだ!ウソウソ(笑)いくらなんでも分からな過ぎるし、俺、音源ないから、最初は断ろうと思った。
だけど、人生、ノリつーか、流れってあるべ?頭で考えないで踊らにゃそんそんってタイミングもあるのよ。実はSさん、荻窪でPTAってシルクスクリーンの工房やっててさ。
アレ?これって渡に船?渡哲也都市伝説?
「SOBA」の制作はSさんに頼んだらいいじゃん!どうせ向こうもオラがデージェーなんかやったことないこと承知で頼んできてるに違いないわけで、漢だったら、代わりにもうここは踊るしかねぇべや。フルチンで。
やります!
そわそわ。もう一本ビール頂いちゃおうかしら。
代田橋改札付近に徐々に人の賑やかさが出てきた。昨年も味わった都会の片隅ならではの暖かさ。好き。おっと!丹南(DASSEN3のデージェー)が現れたぞ!この男を!この男を!紐で結えても渋谷まで連れて行かねばならない!
Kちゃん、緩いイベントだからそんなマジメに考えなくても大丈夫だよ。ってみんなに言われるんだけど、根がマジメってのもあるし、熱く言われたら熱く返したいじゃん?
デージェーのお供はすーさんと丹南が来てくれることに。ありがたやありがたや。
センター街をじゃがいもぶら下げて歩く。本当は我らがホーマックのdcmブランド長靴を履いて歩いたらリアル。石灰で真っ白くなってるやつ。ま、これからはそういうデージェー出てくると思うよ。Z世代に期待だね。じゃがいもかと思ったら、それUSBスティックなの(笑)
Sさん、今日はお招きありがとう。挨拶もそこそこ。お店に着くなり、俺らはサービスで配るじゃがいもをさっそく煮出した。
すごいデージェー現る(笑)
お店の中には「oh boy!」から何枚かがプリントされて飾られていた。自分が選んだわけじゃないんだけれど、どれもこれも、自分が特に好きな写真と完全に一致してて、それはどれもなんとも言いようのないふつうの瞬間なんだけど。
台所のテーブルの上、やかんや野菜を、ただ撮った写真。
言葉にした途端嘘になる。けど、伝わるところには伝えたい部分がちゃんと伝わるもんなんだなぁ。こんなことってあるんだな。
山下さんも来てくれてた。
Kちゃん自体の生き様がSさんにとってのパンク初体験になってるんだよ。これはすごいよ!
すーさんが味見したじゃがバターに感動してる。
Kちゃん、このじゃがいも、めちゃんこ美味しいよ!
あたりまえだべや!
丹南が俺の写真集を見て泣いている。
エモすぎて(笑)
さ、俺祭り、いよいよ盛り上がってまいりました!(笑)大将、デージェーの出番だぜ!
ブースに行くともうボタン押して、クロスフェーダー動かすだけでいいようにセットされてた。ありがたやありがたや。お客さんにLBでごく初期に作った赤いボディに黒文字のTシャツを着ていらっしゃる方がいらして感動。オラ、あの人、踊らせる。
54ー71でその方のお子さんの頭が完全に開いて、こりゃいい踊りしてるわ〜!こういう音楽の一番好ましい聞かれ方をしてるって感じ。
オラのマックスポイントは「襟裳岬」で溜めを作ってからのデラソウルね。キマッタ!
しーん。
あれ?思ったより意外に反応ないな(笑)ま、いいや。
お店を閉めたロボさんもやってきた。ほとんど身内だけど、居るべき人がいる感じ。外人のカップルがふらふらっと入ってきてさ、どうせだからって、アイ メイク!アイ メイク!つて、じゃがバター持って行ったんだけど、もしかして、今考えるとこれって軽くお店の営業妨害だよな(笑)ちなみに今回バビロン視察で一番美味しかったものと言えば、この虎子食堂の名物料理らしいんだけど、チキンでした。あれは美味かった!
ま、最終的には、酔いととにかくありえない空間にいるという浮遊感とたくさんの握手の大団円。
ロボさん、そろそろ帰りましょうか? なんか腹減った。ペヤング食いてぇ。よくよく考えたら、午前中にすーさんとのカレーを食べそびれてから、飲むだけで何も食べてない。
ともあれ、今回の登頂で一番の険しい箇所は走破できた。そしてそれはやはり田舎に引っ込んでいただけでは味わえない体験であり、Sさんやその周りのナイスな方たち、確実に何年か後、「あの夜って何だったんだろうね?」認定確実な夜でございやした。俺ってそんな夜ばっかなんだけどさ(笑)つまり、それが宝だよね。何事にも換えのきかないジュエリーだメーン! サンキューブロ!
環七沿いと言えども深夜は静か。俺とロボさんは彼の家のキッチンで、缶ビール一缶で揃ってペヤングすする。なんとなくその時、ナチュラルカラミティがかかっていたようないないような。ペヤングカラミティ。こういう感じの夜の過ごし方、俺とロボさんは何度も過ごしてきた。すごく懐かしいフィーリング。
ああだこうだ、わけのわからないことをダベってた。昔もこの瞬間も。だけど時間が経ってなんだかんだお互いやってきたことが形になりつつ、もちろんそれは世間では成功と呼べるレベルのものではないが、こうして何ひとつ自分を曲げずにサバイブできてることに、変わらない友情に、俺は正直静かに感動。そして周りで支えてくれて、気にしてくれる仲間達に感謝せずにいられない。
うん、なんかわからんが、充分だ!
意外にペヤングが入っていかなかった(笑)そういうおはなしではないのだが。ロボさん、今日はありがとう。また明日も。
深夜の環七で誰かブルーハーツ歌っとる。
しかし、すでにもうそれも夢だったかも。
(つづく)
俺、今、とにかくturnstileが好きで、デージェーで三曲ぐらいかけたかも(笑)
渋谷センター街でであぶらだこがかかったのは「屋根裏」以来だとか。ウソです。この曲すごくきれい。