

ザゼンの向井が紹介していた「これだラーメン」ゲット丸。
味は一言「いなたい」。たぶんこれを作っているメーカーに「いや〜おたくのラーメン、いなたい味ですよね〜」なんて言っても、むこうはあんまりうれしくないんじゃないかって気もするけど、2018年、たまらなくこのいなたさを求めてしまうのは俺だけじゃないはず。
何年か前から感じているんだけど、例えばそんないなたさ満点の居酒屋に、今までなら絶対に居なかったような女性客が進出してきててさ、何か縄張りが荒らされている気分を感じているのも俺だけじゃないはず(笑)
いや、悪いって言ってるわけじゃないんすけどね。いままでふつーに入れた店が満員とかね、いやー最近よくあるんすわ。
で、入ったら入ったでやっぱ何か違う。全体的に綺麗目の客。
やっぱりカウンターで隣に居てほしいのは「ドオヤジ」とか「ド労働者」。やっぱそっちの方が落ちつくなぁ。湯豆腐をつまみにビール飲んでる完全にひからびた「ドオヤジ」を横目でちらちら意識しながら、その人の人生をあれこれ勝手に妄想して、これまた勝手にリスペクトするのが、酒の一番のつまみになるわけで。
ま、女性で良いんですが、その場合はノーブラのノースリーブでお願いします。別のつまみになりますので。別のつまみってなんすか?いや、僕もわかりませんけど(笑)
いや〜そんで、聞いてくれよ。
こないだ久々にそんないなたい居酒屋に行きました。そりゃもうひゃっほ〜なんてもんですよ。ガンガン食って、ガンガン呑む。ふぬぬ、げっぽ、ちょっと落ちついたところで例によって人間ウォッチング。
と、思ったら「ド左隣」にすげーのが居て!
冒頭に登場のザゼンの向井をまんま若くしたような推定20代前半のオルタナ青年(モチメガネ)が、黒ビールの小瓶を飲みながら、ちょっと食べてはうなずいて、ちょっと飲んではうなずいているわけ!もう、わかるでしょ?心底おいしくて、ちょっとずつ楽しんでるのよ。(そんな特別においしい店じゃないんだけどね(笑))
「たまらね〜!!」(その青年の心の声)
そんでその度にいちいち箸をキチンと行儀よく所定のポジションにちょこんと置いて、腕組んで、またうなずいてって延々やってるの(笑)
すげーこいつ!こいつすげー俺のタイプ(笑)ぜひ知りたい!君のことが。やっぱりバンドとかやってるんすか?
でもべらべら話しかけるほどこっちも酔っぱらってないし。でも何か話したい。。。
ちらっと食べているものを覗き見して、「彼の食べているものはポテトサラダである」という電気信号が脳に届く前に、あれっ?勝手に口が開いてしまった!
「それは芋ですか?」
「えぇ、まぁ、芋です」
し〜ん。
そりゃ芋だよ(笑)芋以外の何者でもないよ。片言の日本語しかしゃべれない外人じゃないんだから。
「ソレハイモデスカ?」
ま、そんなわけでその青年との最初で最後のコンタクトは見事失敗に終わり、なんか最近こういうことあるなぁ、どういうことなのかなぁ、そんなことを思いつつ、時計を見て何か用事を思い出した演技をしつつお店を出た。
いや〜あるんだよな〜。こないだも仕事で配達証にサインをもらった瞬間、気がついたときには勝手に「こんにちは〜!!」口から出ていた(笑)相手もぼーっとした人だったから助かったけど。
ま、そんな脳のショートあるある話はともかく、明日が最終戦なのら〜。もう3位も2位もいらないのら〜。玉砕覚悟で優勝のみをめざすのら〜。レースはとことん勝ち負けにこだわるからおもしろいのら〜。キンキンになってる奴らがガチガチにやり合うからおもしろいのら〜。だからこそ終わったあとの相手との握手がとても暖かいのら〜。
明日の夜は美味いビールが飲みたい!