
おなじみの橋の上から。
完全に今朝の冷え込みは不意打ちだったのだけれど、たぶんここまで冷えることはもうないね。
出ました!俺の根拠のない冬の終わり宣言!
一昨日、久々に札幌に行ったんだけれど、すごいですね、雪の振り方が。こっちと全然違うよ。こっちはあんなにぼたぼたぼたって、怖い振りかたはしない。あれがひと月も続いたら気も滅入るかも。
実家の母親も若干おかしくなってたもん。「もうひと月お日様見てない」たぶん完全な思い違い、ボタ雪ノイローゼ(笑)
それにしても、人の多いところが久々なのと、元から田舎者だったのが、この10年で輪をかけて田舎者になってるからさ、すっげ〜な!都会!その一言だよね。
なんだかあれだけ複雑に様々なものが、様々なまま、秩序を保って、さもそれが普通なように、ほころびなくキチンと廻っているってところに、まず感動してしまう。
たとえば地下鉄は分刻みで運行があたりまえだけれど、そのためにはかなりメンテナンスと管理がなされていて、どれひとつ欠けてもダメなわけじゃん?
あたりまえ?本当にあたりまえ?
俺は本当にすごいことだと思うよ。この現代社会の完成度というのは。うんこだってさ(ぼくのばあいすべてうんこでかんがえるとわかりやすいんです)出した瞬間にボタンひとつで何もなかったようにどっかに行っちゃうわけでしょ?
えっ?してないです。わたし、うんこなんかしてないです。そう言い張れるぐらい証拠が残らないから。音だってボタンを押せば変な水の流れる音が出るしさ(笑)
でも実際、どういう経路でどう流れてどこに行くのか?きちんと具体的に説明できる人なんてどれだけ居る?
たとえば、その管がどこかで破れてたらうんこがどんどん出てきちゃうわけじゃん?
そんなの見た事ある?ないでしょ?キチンと下水の仕事に携わっている人が長年面倒みているわけでさ。水にして考えても、水源も近くにないのに蛇口捻ればじゃーじゃーと出てくる。自分で真剣に黒板五郎バリに川から水を引いてくることを考えると、街の中どこでもそつなく水が出るなんてすごいことだと思うんだよね。信号しかり、ATMしかり、たこやき屋しかり、パルコ(笑)しかり、表面に見えるその下にどれだけ膨大な仕事がキチンとなされているか?
都会ってそんな複雑で多様な、技術や経験、人の努力というか、言葉知らないから上手く書けないけど、いわゆる文明の営みと言いましょうか、それが全部そつなく完璧に機能しているわけ。そこに感動してしまうわけなんですよ。出来てないところがないわけ。すげー!
完璧に機能しているから、どこかしらで音楽が鳴っていたり、酔っぱらいのおじさんが電車で寝ていたり、ゲス不倫がどうこうとかクソどうでもいいことをテレビで大の大人がしたり顔でしゃべってる。これ、全て上手くいってるからこその余裕なんですよ。
だけど、俺はこんなに完璧にいつまでも廻って行くってありえるのかな?ってちょっと思っちゃうんだよね。
怖さも感じるわけです。3.11の時がそうだったけれど、ひとつ歯車が狂うと簡単に音楽どころの話じゃなくなるわけでしょ?逆にそんなときだからこその音楽とも言えるんだけどさ。でも個人的にはあの期間まったく音楽を聴けなかった。全然耳に入らない。社会が社会として機能していない時に、暢気に酔っぱらいなんて寝てられないと思うんだよね。つまり俺「普通」ってちょっとした奇跡の連続だと思うんです。
だからね〜、やきとり食って、酒呑んで、べろんべろんになって、寄り目になりながらライブを見て、帰りにラーメン食べながら、「一曲目なんだっけ?」「ごめん、さっきも聴いたかもしれないけれど一曲目なんだっけ?」「もうこれで最後、一曲目なんだっけ?」何故かどうしても一曲目が憶えられなくて(笑)カウンターで首を傾げているこの俺。隣のサラリーマンは1本のビールを最後ダメ押しで3人で分けて呑んでる。確かギャング風の若者。入りきれなくて外で並んでいる人。つまりあの景色は実は奇跡だったんだよ。ほぼ天国。いわゆる例の天使達のシーン。そしてそれはもちろん今も。
俺に何回も一曲目を聞かれる相手にとっては完全に地獄なんだけど(笑)
ま、それはいいとして。話が重くなったかな?
今回の収穫はすっげーいいやきとり屋を見つけたことだな。知りたい?おしえな〜い(馬鹿か)ヒント:ススキノ駅(うるさいよ)またそこでみた景色も天使達のシーンだったよ(笑)
カウンターがうちら以外全員女性のサシノミ組。ビックリ!仕事のことなんかを大声で話ながらガンガンビールをあおってるわけ。男?男も居るんだけど、連中は集団で数グループがテーブル席に陣取り、その全員が一切しゃべらないでちまちまスマホいじくってた。何?コレ(笑)コレ普通なの? 俺が目を離したすきに今の世の中こんな感じ?
どうもこうもならんもな。
完全に逆だべさ?ま、いいんだけど、こりゃ近いうちに女がふんどしで男がパンストだな。
大歓迎。むしろ。