
えっ?おじいちゃん?
最近また「INTO THE WILD」を観たくなって借りてみた。
最初に観たのは。。。アレは何年前かな?5年ぐらい前かな?
あーその感じ!わかるわかる!まー、全然自分と本気の度合いは違うけれど、
その時は、主人公の言葉や、やっていることに、
否応なく自分を重ねて観てしまっていたんだけどさ、
今回は意外にそこは不思議と全部スルーというか、あまり感じるものもなく、
なんか偉そうだけど、自分の中では卒業した部分なんだなって感じた。
それより印象的だったのは、旅の途中で滞在した農場のボスと酒場で飲むシーンがあって、
主人公はちょっと調子にのって物質主義についてまくしたてるわけ。狂ってると。
それをボスは否定するでもなく聞いた後に、
「うんうん、でも、おまえはちょっと頭でっかちだぞ」とか言って諭すわけ。
実はこの場面、最初に観た時に全然何とも思わなかったのだけれど、
今回は妙にこのボスのセリフが響いて。
つまり、なんかさ、結局、俺もそうだったのかもなって(笑)
ま、ここに来て本当によかったとは思ってはいるんだけどさ。
ここに来るっていう選択しかなかったし。
石橋を叩いても渡らないこの俺が珍しく、当時迷いすらしなかったもん。
ま、映画は主人公は夢にまで見たアラスカの大地で死んでしまうわけだけど、
結果として死んでしまっただけで、
そこは別にどうでもいいんじゃねぇの?って最初観た時はそう感じたわけ。
だけど、今回はそこも感じ方が違って、死ぬしかなかったんだなぁって。
言葉は悪いんだけど、彼のストーリーは死んで完璧だったんだなと。
ジャングルの像は死期を悟ると、ある死に場所があって、
彼らは皆そこに行って、静かに死んでいくみたいな話があるんだけど。
ある種の光悦感に包まれた彼の最後は幸せそうだった。
たぶん何も後悔せず、全く寂しくもなく、幸せに死んでいったと俺は思うんだよね。
むしろ独りだったからこそ、寂しくなかったみたいな。
このラストを観て、自分もこんな感じの最後がいいなってちょっと思ったよ。
そういうのはね、本人はそれでいいだろうけど、
周りの人がすごく大変だからやめてください。とムラが口をもごもごしながら言ったとさ。
ごもっともであります。ごっくん。
一緒に借りた「ソレダケ」もすごくよかったな。観てみて。主人公の青年が最高だから。
posted by Admin at 18:42
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