
サバを救え。
露天風呂に浸かりながら、僕とカトキチは、
どこかのホテルの一室にサバが監禁されているらしい、
それならば絶対に救いに行かねばなるまい。
と話していた。
あっと言う間にシーンは問題の部屋。
洗い桶の中、半分くらいしか水は入っていないが、
監禁されているサバ達が確かに横たわっていた。
思い詰めて投身自殺をしてしまったサバも居て、
そいつの身体中にむごたらしい傷が。他のサバも皆死んでしまったようだ。
あれ?、こいつ生きてる。
指でちょんちょんと押すと、何匹から反応があった。
おい!はやく窓開けろ!
部屋から地続きになっている海にその生き残りを放流すると、
するすると泳ぎ出す。そのまま大海に帰っていくのかと思いきや、
戻ってきて、僕に挨拶をしてくれた。
キラキラと光る水面からうれしそうに、それはあたかもイルカのショーの様に。
指を出すとそこに鼻をつけてくれるのだ。
そのサバ達には人の顔が付いていた(中東系)
++++北海道PLAINJAPふるさと通信員++++
posted by Admin at 18:55
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