
まーいまさらですが、アタイの苗字は「坂川」なんですけどね。
その由来を、だいぶ昔に親戚のおじさんが来て酒呑んでた時に
ぽつねんとしゃべりはじめたことがあって。なんでも、
おじさんはじいちゃんに聞いたらしい。で、
どんな内容かというと、
父の方は蝦夷地に一体何処からきたのかというと鳥取なんだよね。
鳥取で商人をやっていたらしくて、
ま、詳しいことはわからないけれど一発逆転をかけて、
あの時代に、この地に渡ってきたのでしょう。
その際に商人って士農工商でいくと一番の下でしょ?
そのしがらみみたいなものを全部捨てたくて、
蝦夷地に渡る船の中で適当に考えた苗字が「坂川」
俺、それ聞いたときに、なんだかわからないけれど、
ものすごい感動しちゃって!何故かうれしくなっちゃって!
「俺、すごいどうでもいい苗字なんだな!」
なんて思ったら、
頭の中の四方の壁がパタパタって倒れて、
四つ打ちに合わせてカズダンス踊ってたもん!
それで、去年、その同じおじさんに、
「あの名字の話、最高だったよね」って言ったら。
「えっ? そんな話、俺、知らないよ。そうなの?」って逆に聞かれて。
一体どういうことなのか、未だ謎(笑)
でも、俺の中では、自分の名字は、船の甲板で
ああでもないこうでもないって希望と不安と酒ちゃんぽんの中から出た、
適当な偽名だってことで完結させてます。かっこいいから。
だけどさ、
その昔、人って今よりはもっとダイナミックに生きていたのは間違いない。
今や、二分電車が遅れただけで新聞、ラジオ、テレビが一斉に報道する社会。
どうなんすか?佐波くん。アタイ達一体どこに向かってるんすか?
ほんと、一昨日のこのニュースは本当に聞いていて心底気持ち悪くなった。
S N N K N K ?(そんなにニュースになるようなことなのか?)
ま、話それぎみ、ギミーシェルターよろしく、ひとついえるのは、
電車に乗っていれば、居眠りしていても、メールしていても、無関心でも、
みんな一緒に目的地まで届けてくれるって時代はもう終わったんだよね。
車両の一番前に立って運転手の目線で見たことある?
線路の分岐が来る度にマジでドキドキするよ。
ありえないけれど、間違った方に入っちゃうんじゃないかって(笑)
「運転手さんほんとにそっちでいいのかよ!」ま、間違いなくいいんだけどさ(笑)
でも、その自分で見て自分で感じるって実は必要だと思うもな。
人任せは怖いわ。
奥さん、目の前の運転手が実はカカシだったらどうすんすか?
韓国コスメどころの話じゃないっすよ!
ま、電車は運転手なしても自動で大概終点まで連れてってくれると思うけれど、
今のこの国、この世界、このシステムはさ、
全く僕たちを何処に連れていこうとしているのかわからないよ。
ま、かっこいいから、
システムってちょっと書きたかったという事実を差し引いても、
午後イチで東横線に乗ったつもりが何故か高雄に明け方ポツンといました的な。
でもこれはただのたとえじゃなくて、
今の延長線に10年後がないことは間違いないとオラ思う。
そしてそう感じている人も多いと思う。
今までと完璧に違う未来がデーンと目の前に鎮座しているのに、のに。
野に咲くバラのように、昨日と同じ今日でいいのか。今日と同じ明日でいいのか。
ということを、おのおの、もちろん自分も含めて、
ふか〜く、ふか〜く、
自答しなければならない2012年デカメロン伝説が今、開幕したのです。
++++北海道PLAINJAPふるさと通信員++++