
今年のハネモノ(モ)マーケットのサイトがはじまりました。
当分更新はちょぼちょぼですが、よろす〜く。
この写真は一応、ダムドの1stのジャケみたいなイメージのつもりだったんだけど、
ぜんぜんちがうでやんの。おまけに気持ち悪い。
誰がキャプテンセンシブルやねん!(小首かしげて寄り目)
おばあちゃんかかえて笑っちゃいました。(おじいちゃんは死んだ)
写真の変な眼鏡のようなものは太一くんが作ってくれたの。
「こんなボンドがはみ出てるのいらねーよ」って言ったんだけど、
どうしても、っていうから渋々受け取ったのです。
太一くんはずっと「サングラス作りました」って俺に言ってて、
いざ受け取ってみるとこれだったという。
北の男は「見れないじゃん!」なんてケチな突っ込みはしない。
このボケを身体全体でだまって包み込み、愛の力で消化し、酒を酌み交わす。
これが北の流儀というものです。
ま、でも、自分ももちろんコミコミで、
どうして、そういう頭のおかしい奴ばかりここらに溜まってきちゃうのかねぇ?
それはそうと、きのう、富良野塾、つまり倉本先生の舞台を見に行ったんですよ。
富良野塾ってどこにあるのかさえ知らなかったんだけれど、
なんでも、平沢からだと麓郷をはさんで向こう側、
布礼別に最初入ったらしいです。
舞台はその入植(といっても過言じゃない)当時の話でした。
先生は結構見かけるんですよ。車ですれ違ったりね。
それがね、それがなんですよ。
ちょっといいわけのできない車に乗ってんだよなぁ。
その車は絶対にねぇ!っていう。
「PLAINJAP、先生をDIS?」
いやいや、ま、人の趣味だからね、いろいろですよ。
でも、ま、若干そのしこりを残しつつ、北の峰にある立派な劇場にいきました。
それがすごくおもしろかったの。とにかく話がすさまじい。
ほんと周りが草がボーボーの穴だらけの廃屋に、
いろんなところから来た若者がいっきなり住みついたんだと。
暖かい部屋からいきなり外に出た時の冷たい風の無情さ。
それは自分もちょっとわかる。
それだけでもけっこう大変なのに、
彼らは容赦なく労働にかり出され、さらに芝居の稽古ということまでやっていた。
これね、コツン、コツンと、人のリミッターに間違いなく当たってるんだよね。
そして芝居を見てるだけで、こっちも当たるのよ。
どういう理屈で先生がそういう方法を取ったのか、本当のところはぼくにはわからない。
愛、怒り、悲しみ、葛藤、嫉妬などなど、
自分の持ついろんな感情の風船を、
少々強引にでもマックスに拡げるための極限ってことなのかな。
自分が知らないことは当然人にも伝えることができないから。
ま、とにかく役者ってすさまじい人種だというのはよくわかった。
同じ富良野塾でも最初に入った連中とその後の人達は、
ちょっと別の話にならざるえないけど。
でも、これ役者もそうだけど、
そういう教育体系を作ろうとした倉本さんもやっぱすごいな。
生徒かかえる方としたらこれはかなり冒険だと思うもん。
あいにく、今回で富良野塾は終わるらしいんだけど、
世の中の歩みに対して、
残念だけどこういうラジカルなシステムはちょっと早すぎたのかな?
って気がした。
そうそう、芝居の最後、先生が塾生に
「座る人生と、走る人生。どちらでもいいが、どちらかを選ぶ覚悟を決めなさい」
(曖昧です)って語りかけるシーンがあって、俺、単純だから、
「先生、俺、このまま走り続けることに決めたよ!」
なんて心の中で返事したりして。
だけど、こっそり「あの車はないけどね〜」って付け足したりもして。
んで、終わってもやたら滲みちゃって、帰りの車の中でもその余韻に浸ってた。
夜の富良野ってあまり来る機会もない。
特に昨日は雨で路面が濡れ、街の明かりをそのままシンメトリーに写し、
ちょっといつもの富良野っぽくない。
雨の量とワイパーの速度があってなくて、きゅっ、きゅっと。
その音だけが車内に響いてる。
ムラもだまってるから、あ〜こいつも滲みちゃってるんだ〜、
なんて思ってたら、いきなり、口ひらいてこう言ったね。
「あのさ〜、サイダーとスプライトの味の違いって何?」
ほんと、こいつ一回殺してやろうかと思ったね。
ま、でも、ムラってそういうやつなんだよな。
+++北海道PLAINJAPふるさと通信員+++
posted by Admin at 04:11
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